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探究型授業実践​ 教科指導の紹介

​このページでは、各教科学習の探究型授業実践の取り組みをお知らせいたします。

唐時代の三大家 虞世南の書の探究




芸術科書道 探究学習 

唐時代の三大家 虞世南の書の探究


「虞世南の書が名品に位置付けられているが、それは本当に正しいのか」







実施授業


高校3年生 受験書道 毎週水曜日5・6校時 13:20- 15:10



1 探究授業の課題


 高等学校書道Ⅰで学習する楷書の必修古典である虞世南「孔子廟堂碑」が、なぜ日本・中国における書の名品として高位に位置付けられてきたか。

 将来、大学で書を専門に学ぶ「受験書道」の受講生徒とともに、その書道史上の価値探究のため、現存する資料を蒐集し、日本人の書の基礎基本として長く学ばれ、自国の書字文化の美しい姿として尊ばれ続けている名品としての根拠を学ぶ。




2 探求学習の姿


【第1次】

① 臨書の基本技法を用い感じ取ったことを臨書で表現する。

② 書の名品と位置付けられた背景を基礎資料で確認し、お互いに発表する。


【第2次】

③ 自己の臨書表現に、なぜその表現にしたかの解釈や説明・活用の意図を加え表現的臨書を試みる。

④ ここまでの学習成果で得た情報を、分析・評価し、論述・整理する。


【第3次】

⑤ 「名品の位置付けは本当に正しいのか」の課題について、再度構想を立てて臨書活動を実践し、相互に評価しながら学びの方向を修正・改善する。

【第4次】

⑥ 互いの考えを伝え合い、自分の考えや集団の考えを発展させ、まとめの学習としての臨書活動に活用していく。




3 到達点


(1)虞世南「孔子廟堂碑」が、なぜ日本・中国における書の名品として高位に位置付けられてきたか。根拠となった各書道史の諸解説や著述を基礎学習として蒐集精読し、教科書などに掲載されているこの古典の解説の意味をくみ取る。


(2)写実的臨書となる形臨のスタイルから、書道史の探究の学びを活用した表現的臨書を行い、相互の表現活動の意図を理解し鑑賞する。

























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